season

[ Spring ]
咲き乱れるその記憶 / 煌めく光 / 昨日の別れ、今日の出会い / 踏み出す1歩 / 満ちる心

[ Summer ]
蜃気楼 / 汗を拭う仕草に見惚れる / 君と過ごす / 長い1日 / いつも隣に君がいる

[ Autumn ]
静かな風 / 緩やかな坂道を下っていく / 心地良い温もり / 目覚める声 / 赤く、燃える

[ Winter ]
2人で / 繋いだ手を忘れない / 濁った空に手を伸ばす君 / 冷たく突き放す / 渇いた唇を思い出す

season 2

[ Spring ]
君薫る
煌めく 輝く 眩く
君から はじめまして
僕から 手を握ろう
懐かしさと永遠と
一から始めよう
あなたを忘れて 体温も忘れて
じわり 浮かぶ 涙の一滴
舞い散る、咲き誇る
ここから また はじめましょう

[ Summer ]
高架下でキスをしよう
あの入道雲を追い駆けて
こわいから手を繋いでもいいですか?
からん ころん 重なる 音
流れる汗も忘れて貪って
陽炎
眩し過ぎるのは空か君か
跳ねる飛沫
そうだ 海へ行こう!
8月31日 午後12時2分前

[ Autumn ]
僕の未来は君に続いている
心を覗いて、ほら、見つけた
手を繋いだあの日を僕はきっと
目覚めて 芽吹いて
空がこんなにも燃えているのは
沈む
文学的恋愛指導
ざわめく心を静かに乱して
穏かに 緩やかに そして 終焉
描き殴ったキャンバスを黒く染める

[ Winter ]
仄暗い水底を見つめる
静かな君の涙
さようなら またね、なんて言わない
終わりじゃなくて
悴む指先を温める熱
白く濁った息を震わせて
灰色の空 見上げた眸 嗚呼、泣いてしまう
僕の心 君の右手 温めて
無いモノ強請りは得意だった
恐かった。君を失うことが