0001-0032

彷徨うように触れた髪先
横目で見ながら焦がれる
夏の日差しみたいに熱い
螺旋階段で待っていて。
初めて感じる本音の痛み
辛いなんて嘘吐かないで
困った顔して卑怯な振り
いい子の振りはもう終り

最後にひとことだけ言いたかった
夜中に届いたメッセージ
泣いてなんか、いないんだから
ラジオから流れる愛の唄
始まらないまま終わる
爪先を見つめて、涙を堪える
このまま時が止まってくれたらよかったのに
いつもみたいに、笑ってよ

細胞のひとつまで君色に染まれ
邪まな感情とその末路
七色に光るあのときの空
らしくないってわかってた
ハイリスク ノーリターン
つまらない意地張ってごめんね
これでおしまいって言ったじゃない
意地悪しないで

最初で最後の告白
世迷言と笑っていいよ
涙で霞んで君が見えない
来世で会いましょう
始まりと終わりの足音
続きはまた今度
答えはYESしか認めません
言わないで その先は


(ある企画で使用したもの)