Acacia

ゆらめくゆらめく
想いを越えて
たったひとつの記憶の波
聴こえるのは、わたしの声
凍りつくような世界の狭間
向かえて
こわいの
泣いても
夜が、終わる
さよなら
きっときっときっと、
嫉妬する女
これでも笑えない
週末の道路工事
絞める首を曝して
暴かれる
恐怖して。世界に、
壊れたのは音か光か
ゆれる
滲んだ色
こころの病
一層、殺してくれたらよかったのに
あなたの香りを忘れさせて
てのひらを見つめる二対の朱色
嘘には愛を
真には毒を

そして貴方にはえいえんの刻(とき)を